長らく待たされた「NURO光 for マンション」の再々調査日程が確定しました。
2021/08/02 A棟
2021/08/03 B棟・C棟
共に当日、09:00〜10:00 に調査業者が入ります。
C棟にて当方がが宅内引き込みの実作業の様子を見せる予定です。
居室までの宅内引き込み構造は、全室共通な為基本的には必要ないですが、もし可能であればA棟B棟の住民の方で、NURO利用希望の方の協力を頂けるようであればお問い合わせメールにて、部屋番号・氏名・連絡先をご記入ください。複数のご連絡があった場合は、業者側の調査意向に準じて1室のみとなります。(今回は、上記日時に在宅の方へのご協力のお願いです)
旧Bitcatご利用の居室は、既にLAN配線済みですので、比較的短時間で済みます。
実際にNURO光の配線部もBitcat線に並行するような配置になると想定してください。
以上です。
この旧Bitcat転用方式で気になる点は、距離に寄る減衰です。 光ファイバーであれば、1本km単位の距離でもほぼ信号減衰は無視出来るレベルですが、LAN配線は頑張って300mそれを越える時は、独自の光ファイバーを敷設し光変換が必要です。 実際BitcatもA-B棟、A-C間は一旦光に変調してます。そこから各フロアへ100mを超えない範囲で中継HUBを置いている構造です。 この光変調装置の仕様が型番が読めないので未確認。 もしBC棟でGbpへの転換計画が始まれば最優先で確認しなければなりません。 光変調自体は、4台のみ価格も昔に比べれば安くなって居ます。
Bitcat回線の転用は、報告で上げた通りすでに提起済みです。 但し、各ポイントに配置されたHUBが100Mbpsモデルですので、Gbps対応への交換が無いとBitcat級ですね。 共有部にONUを配置して、そこから各部屋までの経路を保守して行く義務が発生します。サポートデスクの常設など相応のコストが掛かり、パークシティ白岡だけで事業採算が取れるかのうせいは低いかなと感じます。 事業計画のシュミレーションまでは行っていませんが… しかし、物理的には可能です。ウチに敷設したNUROBizの独立した1ポートから旧Bitcat配線を経由しクラブハウスへも供給試験は成功しています。本物件はHUBさえ交換すれば1G対応LAN設備を持って居ます。
NTTも今現在は、PE管有りとの現場担当の見解でした。 この手のサービスのビジネス構造上、バックボーンプロバイダー営業部門→営業代理店→敷設請負会社→地域業者の4階層構造で、地域業者は、プロバイダーを横断して請け負っています。 中々他言できない部分もあるらしいですが、世間話的に聞き出した状況では、白岡地区では光ネクストは未だ少なく、PE管の有無は報告事項で重要な判断材料にしている「らしい」との事です。 コンシューマー向調査業者とBiz向業者の情報共有は無く「NURO Bizは、ここまでやるのか!」と驚いていました。この程度の天井配線「自分でも出来るわ」と言いたかったが踏み止まりました。
Hawkさま、詳細な検討状況のご報告をありがとうございました。
残念でした。
ちなみにフレッツ光ネクストのマンションタイプ(光ケーブル直収タイプ)も同様の課題から導入は難しいでしょうか?
http://faq.flets.com/faq/show/158#_ga=2.260605261.1523813920.1628296485-2020115701.1628296485
あるいはBitcat同様に各棟・各室にカテゴリー5eのケーブルを配線(Bitcatよりは速度のアドバンテージはあるかと)できるサービス・業者などの検討は可能でしょうか?
モバイル各社(ソフトバンク除く)5Gの室内ルーターの販売もアナウンスがあり、白岡はエリア対応の面では遅れていますが、将来的な希望からそちらに乗り換えることも考えてはいます(安定性からできれば部屋までは有線が今の所望ましいとは思っていますが)。みなさまのお考えもお聞きできると幸いです。
NURO全棟調査結果のご報告
結果は、現時点で限りなく「NURO光forマンション(コンシューマー向け)」の各室利用は困難です。
<以前二回の調査結果の誤認判定>
1.MDF室のパネルがない為、NUROスプリッターを設置できない。
→調査不足でした、木製パネルの貼り付け余裕はあり、少なく見積もっても1〜2㎡の壁面余白はあります。
2.地下ピットが水没しており通線できない>
→好天が続いていたのかもしれませんが、そのような棟間や地下ピットは存在しません。
3.居室までの配線口がない。
→全ての居室確認はしていませんが、玄関付近のパイプスペースに入口はあります。
4.居室内調査ができない。
→この部分の調査は、B棟での協力をいただき確認しました。C棟で「NURO Biz」で開通できている。
<今回の調査で確定できた点>
過去の判定項目は全て物理的にクリアできています。最終的に「現時点で限り無く困難」との判断に至った理由は、居室内配線が天井裏露出(通称:転がし配線)である点でした。「NURO光forマンション」の導入ポリシーは、現在「室内の配線用配管(PE菅)が全戸平等に存在することが、条件との見解でした。
一部スケルトンリフォームをされた居室に例外がある可能性はありますが大多数の居室でこの条件をクリアできません。
少なくとも全室のパイプスペースまで光ファイバーを敷設することは可能ながら室内配線が行えません。旧Bitcat配線を使ってパイプスペースにNUROホームゲートウェイ(ONUとルーターが一体になった装置)を置いて配線する方法を提案しましたが、本装置がNURO側の責任分界点となる為、利用者の占有区域以外に設置することが現在のルールでは禁止されているとの事でした。
従って、現時点のNUROサービスポリシーの改訂が為されるまで「居室内の配線」がネックとなります。
<NURO Bizで通せたのは何故か>
多くの方が、疑問に思う点を解説します。
一言でいうと「サービスポリシーの違い」です。NURO Biz の場合、マンションでも商業ビルでも「利用申請者」が使用権を行使できる範囲であれば、その領域を「テナント内配線」として扱い、指定の位置まで光ファイバー敷設を行います。その為、天井配線であろうと露出配線であろうと要望があればテナント内なら対応する訳です。また、この利用には、最低一棟あたり4戸というような制限はありません。
極論すれば、賃貸契約者でも法人格があれば「NURO Biz」利用申請を行い区分所有者である大家さんが認可すれば、NURO Biz は利用できます。
しかし、その代償大きく、初期費用\150,000 +MDFからの距離課金。利用月額\18,850 です。仕事がら止むを得ない場合を除きコストパフォーマンスが極めて悪いのが実情で、通常の家庭利用にはオススメはしません。
<何故配管がないのか>
これは、竣工時の設計からそのような建築物であったとしか答えられませんが、20年以上前のインターネット自体が認知されていなかった時代、頻繁に宅内配線を行う前提がなかった。または、コスト面でそのような施工を行われていなかった。建築会社の癖。それらの要因が挙げられます。
確かに、90年代の竣工物件でもPE配管されているところもありますが、令和になってから入居が開始された物件でもPE配管無しという事は、多々あるとの見解でした。
<今後の展開>
NURO側の要望は以下の通りです。
「サービス開始は全戸にPE配管を施していただいた上で、再申し込みを」
・・・これは、全く現実的ではありません。全戸の壁を剥がしてPE管を再埋設する事は大規模修繕でも不可能です。やりたくもないリフォームを無理強いするようなものです。
結果的に「NURO光forマンション」の光ファイバー直接利用(光直収という)の全住戸へのサービス提供ポリシーが変わるまでは、光直収は困難で、NTTのFlets光と同じVDSL装置(電話回線を経由して提供する現在一番利用者数が多い)と同等の「NURO光forマンション(VDSL)」というサービスがありますが、Fletsと同じ方式であり「光」の名への期待値に見合わないでしょう。そこまでの価値はNUROに在らず。また、このサービスを導入する上で、棟毎4戸の募集で開始とその集客結果で可否が決まります。「集まるまで待て」の道を選択する理由は、少ないと思います。
希望的な見方になりますが、NTTはVDSL装置交換のオーナス時代を迎えでいます。VDSL装置は、相応の電力消費とメタル(1組銅線)配線の巨大設備から「光スプリッター」(プリズムの様な分光器)での電力消費ゼロ・軽量配線へ向かっています。
過去にも投稿しましたが「NTT光ネクスト」というサービスに転換を始めておりそれらを待つ方が、NURO光の運営ポリシー変更を期待するより現実的ではないかと思います。
併記するべきかは意見がわかれますが、今回の調査からパークシティ白岡全体で既に、200本の光回線が敷設済みでその中で現在使用されている光回線は40数本であることが判明しています。昨今話題の5Gモバイル回線は、潤沢な光回線敷設環境が不可欠でそれらを即時に共用区域内で供給できる環境にあるパークシティ白岡は、大手キャリアの5G拠点になれる可能性が高いです。
2000年代に一度、KDDI(現AU)から屋上へのモバイル基地局設置の打診がありましたが、当時あまった光回線(ダークファイバーといいます)を公平に利用させる法的根拠がなく、断念した経緯があります。それらに準じて大手キャリアや基地局増設を計画してる楽天などの新興勢力の5G基地局構想が始まれば、室内配線自体が不要な時代に変わります。
案外、光ファイバーの時代は短命かもしれないです。カセットテープからCD-R/MDに音楽記録媒体は変化しましたが、本の数年で記録媒体そのものがなくなり配信へと変化しました。ビデオも同じくVHS・ベータのテープ時代から、LD・VHDとなり、DVD・BDを経て配信化され実体を伴わない情報のみになった経緯があります。
これらの2つの動向を注視し積極的に設備刷新を行っていくことが大切だと認識しました。以後も継続してこれらの情報を追っていきたいと思っています。
実証実験的に引き込んだ当方の NURO Biz 回線は、最低使用縛りの30ヶ月、もしくは自身の現役引退時期に合わせ解約するつもりです。時期的にほぼ同じだという点も偶然とはいえ、奇妙な一致でもあります。
光直収を体験した上の使用感をお伝えしてご報告を終えます。
下り2Gbps・上り1Gbpsは実質でません。過去に掲示板で掲載した通り5〜600Mbpsが上限です。大抵のネット情報のアクセスは、Bitcatのそれと比べて体感できる位の優位性はありません。クラウドサービスなどは相手側のでの速度規制があり、GB単位のファイル送受信には、分(min.)の単位の時間が掛かります。直結した外付けHDDよりは遅い。優位点は、リモート会議中に固まることが無くなった点、一気に数千個のファイルや10GBを超える超巨大ファイルをUploadした時に異常終了しなくなった事。IT系の仕事・YouTuberやクリエターさんはストレス減ると思います。あとは、8K動画再生が途切れなくな理ましたが、ディスプレイが4Kなのであまり意味はなく、既にそれに感動できる程の視力を持ち合わせていません。
様々なご意見、応援の声を賜りありがたく、改めて御礼申し上げますと共に、多くの方の期待を集めながら、不本意な結果となり誠に残念でなりません、力不足で申し訳ございませんでした。
尚、このコロナ禍で在宅不回避、コストより速度優先の方は、NURO Biz 営業担当をご紹介致します。ご意見メールまでご相談ください。
本日、2021/08/02。A棟方面へのサービス可否についての全ての調査に立ち会いました。導入障壁は、大きく2つあり、追って正式に理事会への報告と代替え案などを検討の上、改めて報告致します。
「光直収への物理的問題はないがNUROコンシューマーサービスの提供ポリシー上、極めて高い障壁が有る」と言う状況です。また、ABC棟の施工方法に微妙な違いがありました。
住民の皆様に理解頂けるよう、明日のBC棟調査結果を合わせてご報告させて頂きます。
進捗状況の共有をありがとうございました。
物理的障壁がないことを確認頂いて、スムーズな申し込みにつながれば良いですね!
よろしくお願いいたします。